自己理解をする3つの方法

ココロ

どのくらい自己理解ができていますか?
人については、「あの人は、○○だよね〜」と、客観的に分析をし、評論家のように語っています。しかし、『自分のことを語れ』と、言われるとシドロモドロになってしまう白髪おっさんです😂

就職や転職、独立、結婚など『人生の岐路』に立つ時、多くの人が、『自分って、どんな人間なんだ??」と考えます。

1.自己理解のススメ

(1)自己理解のメリット

自分が自分である。
自分が自分であるように他者も他者です。
自己理解を図ることで、自己肯定感や自己受容だけでなく、他者受容や他者尊重の気持ちを育てると言われています。

自己理解ができると、
・人生を振返り、メンタル構造を理解することでで、自己肯定感や自信が持てる。
・自分の特徴や性格、能力を再認識したり、新たに気づくことができる。
・自分の強みや特徴を活かし、目的や目標に対して、成果がだせる。(勝ちパターンを知る)
・他者受容、他者尊重の気持ちが芽生え、人間関係が良くなる。

(2)面接官は、自己理解が出来ている人を評価する

転職や就職の面接においても、面接官は、自己理解ができているかどうか確認することが多いです。私も、以下のような質問をよくしていました。
・「最近の困難なことを教えて下さい。その際、どのような思考や感情が湧き上がり、どんな行動をしたか、教えてください。

困難な時、人柄や性格がでると思っています。
『何がピンチと感じるののか』、
『どんな思考や感情で立つ向かうのか』、
『実際にどんな行動をするのか』、
これらを整理しないと返答できない質問になります。(少し、意地悪い質問ですね…)つまり、客観的に自己理解が出来ている人です。

以下、客観的に自己理解が出来ている人の評価です。
・『なぜ、成功したのかを理解している』人が多いため、成功の再現性がある。
・『なぜ、失敗したのかを理解している』人が多いため、対策ができている。

つまり、『成功する人(できそうな人)』として、評価されることが多いと思います。

(3)大切なのは、客観性

しかし、客観的に自己理解を行わないと、
・必要以上に自分を大きく(良く)、みせてしまう。
・失敗や弱点を認めてない、見過ごしてしまう。

『在りたい自分』と『今の自分』とは違います
多くの人は、このギャップに気がつくことが出来なかったり、私のように気づいて入るけど、認めたくない!という人が多いようです。
まずは、『今の自分』≒『等身大の自分』を理解することです。そして『在りたい自分』≒『未来の自分』を目指して、思考や感情、行動を改善することが必要になります。

 

つまり、『自己理解』とは、今の『自分の取扱説明書』のようなものです。自分の良いことも、悪いことも正直に言える人は、格好いいし、信頼できる人だと思っています。

2.自己理解をする3つの方法

ストレスやプレッシャーなど心身に負担がかかると、通常のメンタルでいることが困難になります。思考が停止したり(低速になったり)、不安やイライラな感情が溢れたりして、心臓がドキドキし始めて、最適な行動をとることができず、失敗した…私もこのような失敗経験があります…

「思考」や「感情」が人の「行動」に大きな影響を与え、いわゆるメンタルを構成しています。過去を振り返りながら、自分のメンタル構造、つまり「思考」やか「感情」、「行動」のパターンを知ることがで大切になります。

(1)人生脚本

人生脚本とは、エリック・バーンが提唱した心理学理論です。子ども時代の環境によって、 子ども時代に自分で人生脚本を描き、その通りに生きると言われています。 人生脚本の大部分は親や家族、学校の先生等の影響を受け決定されます。 無意識のうちに生き方を決め、それに従い行動するということです。自分の『人生脚本』を作成することが、自己理解への近道です。ぜひ、チェックしてみてください。

<両親からの禁止令>

人生脚本の根幹は、両親から子どもへの発せられる禁止令です。この禁止令は、両親からの雰囲気や態度で子どもに影響を与える無言メッセージです。みなさんは、どんな禁止令があるか、まず理解することが必要です。失敗する人の多くは、禁止令に縛られ、同じ行動パターンをとっている傾向があります。

①「~するな」:子どもの行動が、理解できないので禁止する。
子どもは、親に怒られるので、欲求を抑えて、行動しない。その結果、親の指示がないと行動しなくなる。

(2)「存在するな」:「忙しいから、こっちに来るな!」と、親から感じる。
親に気に入られるように生きる。存在を認められるように親のために生きる。

(3)「成長するな」:「まだ早い」、「心配」と親が子どものやることに手や口をだす。
子どもは手間をかけたほうが、親が喜ぶと思ってしまう。他人を頼りにするクセがつく。

(4)「子供であるな」:子どもらしいことをしたいときに止められる。
自由でのびのびとした表現出来なくなる。

(5)「成功するな」:何をやってもダメだといわれ続ける。
自信がもてない。順調なのに不安になる。

(6)「男(女)であるな」:男の子が欲しかったのに女だったと露骨に態度で示す。
子供は親の喜ぶ性になろうと決断。自分らしさを見失ってしまう。

(7)「健康であるな」:怪我や病気になると熱心に看病してくれた。
怪我や病気になって心配をかけようとする。誰かに面倒みてもらわないと生きていけない。

(8)「所属するな」:「あの子達とはつきあってはいけない」友人の仲間に入っていけない。子供は周囲にとけこめず一人でも大丈夫と思い込む。人間関係が上手に作れなくなる。

(9)「重要であるな」:子供は口を出すなと言われ続ける。
自己主張できない。周りに合わせることを優先するようになる。消極的になる。

(10)「愛するな・信用するな」:近づくなと親が忙しくて構ってもらえなかった。
人との距離を置いた人間関係を作ってしまう。愛する気持ちを素直に表現できない。

(11)「考えるな」 :自分の言動は否定され続けた。
自発的に物事を考えるのはやめる。困難な事が起きると混乱する。

(12)「感じるな」:女の子は怒ってはいけない、男の子は泣いてはいけないなど。
子どもは喜怒哀楽を表現してはいけない判断。我慢する子になる。

 

白髪おっさん
白髪おっさん

自分の禁止令を理解し、禁止令から自分を開放することで、新しい行動様式や能力が発揮出来る可能性があります。

<ドライバー>

禁止令が、両親からの無言メッセージとするならば、ドライバーは、両親からの「○○しろ!」といった教育やしつけになります。
両親の言いつけを守ることができれば、自己肯定感につながります。一方、守ることができないと、劣等感になる可能性もあります。

(1)「完全であれ!」:完璧でないといけない、子どもに感じさせる。
子どもは、完璧な子どもを演じるようになり、自分らしさを失う可能性があります。

(2)「他人を喜ばれせろ!」:誰でも親切にする。
他人を優先し、自分を後回しに。自己主張ができなくなる可能性があります。

(3)「努力せよ!」:常に一生懸命にやることを使命とする。
努力しないと罪悪感を感じる可能性があります。

(4)「強くあれ!」:弱音を吐かない。常にポジティブ。
辛い、疲れた、助けて。素直な感情表現ができなくなる可能性があります。

(5)「急げ!」:すぐやれ!他人に迷惑をかけるな。
本当の優先順位を見失います。今するべきことの判断力を身につけることができなくなる可能性があります。

全て良い言葉であり、大切なことです。特に仕事で成果を出す上では必要なことだと思います。一方、ここには自分の想いや価値観が存在していません。そして、自分を大切にすることが欠けているように感じます。

 

白髪おっさん
白髪おっさん

以下、考えてみると自分の想いや価値観に気づくかもしれません。自分の想いや価値観を無視した行動は、メンタル力が低下する原因となります。

『何』で完全になりたいのか。
『誰』を喜ばせたいのか。
『なぜ』努力するのか。
『どこで(どんな場面で)』強くありたいのか。
『いつ』急ぐのか。

<人生脚本をまとめてみる>

禁止令やドライバーが、良い影響を与えている時もあれば、悪影響を与えている時もあります。子ども時代〜今の自分までの、

①成功体験や失敗体験。なぜ成功したのか、なぜ失敗したのか、その時の感情をまとめる。
②自分の思考や感情、行動のクセを知る。
そして、勝ちパターンと負けパターンを知る。
③自分の得意、不得意、特徴をまとめる。
④自分の喜怒哀楽をまとめる。

白髪おっさん
白髪おっさん

ここまで、振り返りを行うと様々な発見がでてきます。きっと自分の取扱説明書ができあがっています。

そして、未来に向けての
⑤人生の目的・目標の設定
⑥勝ちパターンの更に発展させる。
⑦負けパターンの改善。思考や感情のクセを修正し、成功パターンに変換させる。

 

白髪おっさん
白髪おっさん

負けパターンには、禁止令やドライブ等の影響で、思考や感情の歪みやクセがあります。コーチングやカウセリングで修正をしましょう。

 

禁止令やドライブを参考に、子ども時代から振り返りを行い、以下まとめます。
①自分の勝ちパターンと負けパターンを知る。
②自分の得意、特徴を知る。
③負けパターンも不得意も自分の人生。認めることが、自己理解をするにあたって、極めて重要。

(2)価値観を知る

人生脚本を書き上げると、ふと思います。
「私の価値観って、なんだろう?」、
「自分は何を大切に生きてきたのか?」、
きっと、自分の価値観について考え始めると思います。
【価値観】
物事を評価する際に基準とする、何にどういう価値を認めるかという判断。「価値観の相違。
(出典:goo国語辞典)
辞書で調べると、判断基準の1つとして、価値観があるようです。
実際に、転職理由の1つとして、人間関係がありますが、その根本は「価値観の相違」のような気がしてます。
そこで、まずは、価値観が合う組織や人、仕事と出会うには、まずは自分の価値観を知っておくことが必要になります。

価値観を見つける自分への質問

①自分の「勝ちパターン」、「負けパターン」に影響を与えている価値観は?
②どんな時、幸せを感じるか?なぜ、幸せを感じるのか?
③どんな時、不幸を感じるか?かぜ、不幸を感じるのか?
④尊敬する人は?なぜ、尊敬するのか?
⑤嫌いな人は?なぜ、嫌いなのか?
⑥時間を忘れるほど、楽しいことは?
⑦人生で無駄と感じることは?
⑧年上(会社の上司や先輩)から、どのように思われたいか?なぜ、そのように思われたいか?
⑨仲間(友達や会社の同期)から、どのように思われたいか?なぜ、そのように思われたか?
⑩年下(後輩)から、どのように思われたか?なぜ、そのように思われたいか?
⑪60歳の誕生日会で、子どもたちに伝えたいことは何か?
⑫60歳の誕生日会で、幸せを感じる友人からのスピーチの内容は?
⑬絶対に許せないことは?
⑭今までの失敗や過ちで許して欲しいことは?
⑮人生で大切なことは?
白髪おっさん
白髪おっさん
私は、学生時代に『論語』を読み、
年上からは安心され、仲間からは信頼され、後輩から慕われる人間になりたいと思い、今もずっと生きています😁

価値観を知るお勧めの本

 

価値観を見つける作業も、過去の自分と向き合う必要があります。
時間があるときに、人生脚本を使いながら、また価値観をみつける自分への質問を使いながら、ゆっくりと考えてみてください。
①自分が大切にしているものを見つける。
②どうように、他者にも大切にしている価値観があることも理解する。
違う価値観を拒絶するのでなく、どのように付き合っていくかを考えたほうが人生は豊かになると思っています。

(3)心理テストを利用してみる

3つ目は、シンプルに心理テストを受講してみることです。多くのデータベースから理論を用いて、客観的に分析してくれます。

まずは、自分で考えることが基本

最初に適性テストや心理テストの結果をみると、どうしても先入観ががいってしまいます。自己理解を深めようとも、
「私って、こうだから、こうだよね〜」とか、
「絶対、適性テスト間違っている。本当の私はこうだー!」とか、
適性テストや心理テストの結果に引っ張られてしまう可能性があります。まずは、自分で考えてから、受講することで、新しい気づきや自己理解の納得感が深まったりします。

ただし、自分で考えてもどうしても、自己理解が進まないという人は、まずはテストを受講し、考えるきっかけにしても良いと思います。

お勧めの心理テスト

① エゴグラム

厚生労働省の「こころの耳」(https://kokoro.mhlw.go.jp/e_transaction/)でも、取り上げられています。人間関係の改善などにも利用されています。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

エゴグラム (Egograms) とは、エリック・バーン (Eric Berne) の交流分析における自我状態をもとに、弟子であるジョン・M・デュセイ (John M. Dusay) が考案した性格診断法で[1]、人の心を5つに分類し、その5つの自我状態が放出する心的エネルギーの高さをグラフにしたもののことである[2]。

バーンの交流分析におけるP(親)、A(大人)、C(子ども)の「3つの自我状態」をもとに、弟子であるジョン・M・デュセイがより細かくCP、NP、A、FC、ACに分類し、人の性格を診断する方法としてエゴグラムを考案した。

心理学者の村上宣寛によると、エゴグラムという心理テストはフロイトの心の構造モデルをもとに日本で考案され、自我を自分(A)、超自我を批判的父(CP)と養育的母(NP)、イドを自由な子供(FC)と順応した子供(AC)に分割して作成されたものであるという[3]。また、エゴグラムは広く普及したが、妥当性はあまり高くはなく、一種の心理ゲームとして用いられていることが指摘されている[3]。

<無料サイト>
http://www.egogram-f.jp/seikaku/
https://ta.direct-comm.com/charactor/

MBTI

アメリカではポピュラーなテストで、大手コンサルティング会社なども利用しています。私もスタートアップの会社で利用したことがあります。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

MBTI(Myers–Briggs Type Indicator、マイヤーズ・ブリッグスタイプ指標)は内省的な自己申告アンケートであり、人がその人自身の世界をどう認識し、物事の決定をしていくのかという点について心理的な選好を表すことを目的としている 。

MBTIはカール・ユング[4]によって提案された概念理論に基づいて、キャサリン・クック・ブリッグスと彼女の娘イザベル・ブリッグス・マイヤーズが作り上げた[5]。ユングは、4つの主要な心理学的機能である感覚、直観、感情、思考を用いて人は世界を経験しており、人の生涯のほぼすべてにおいて、これら4つの機能の内の1つの機能が支配的であると推測していた。

<無料サイト>私が利用していたサイトです。
16personalities.com(性格診断テスト) 

ビックファイブ

「ハーバードの心理学講座」(ブライアン・R・リトル著 大和書房)やメンタリストのDaiGoさんも取り上げている理論になります。科学的に最も信憑性が高い性格分析とされる理論です。


<無料サイト>
https://commutest.com/bigfive/

 

①まずは、自分で考えてみる。更に自己理解を深めるきっかけとして利用してみる。
②なかなか自己理解が進まない時は、テストをやってみるのもあり。
③いずれにしろ、客観的にテストを受講してみる。「○○思われたい!」と思いながら受講しても正確な結果はでない。

3.まとめ

自分の人生を振り返る場面は、
就職や転職、結婚など人生の岐路にいる場面が多いと思います。

・自分がどのように生きてきたのか?
・自分のできること、できないことは何か?
・そして、自分はなにがしたいのか?

自己理解は、『自分の取扱説明書』を作り、自分が自分であることを理解することです。
改めて、自己理解をするメリットです。
・人生を振返り、メンタル構造を理解することでで、自己肯定感や自信が持てる。
・自分の特徴や性格、能力を再認識したり、新たに気づくことができる。
・自分の強みや特徴を活かし、目的や目標に対して、成果がだせる。
・他者受容、他者尊重の気持ちが芽生え、人間関係が良くなる。

ぜひ、みなさんの人生が豊かなものに。

自己紹介
簡単な経歴です 大学の時は、体育会系。キャプテンとして日本一を経験しました。 大学の経験から、『人と組織』に興味をもち、 人材ビジネスで営業、キャリアコンサルタントを経験しました。その後、15年間は、ベンチャー系金融、大手部品メーカー子会社会社、外資小売店立上げ、IT系企業で人事や役員を経験し、多くの経営者や転職者、学生、メンタル不調の方を接してきました。

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