【元人事が解説】内定をとる企業研究の仕方

転職・就職

なぜ、企業研究をするのか

自分とマッチした企業や職種を見つけるため

自分とマッチしている会社を見つけるためです。
そのためには、まずは自己理解、自己分析を理解し、自分の強みや特徴を活かせる(活かせそうな)企業を見つけることです。
まずは、先入観を持たず、様々な業界や職種を調べてましょう。

志望する企業に情熱を伝えるため

志望理由は、入社への情熱を面接官に伝える有効な手段です。
大勢の面接を行っている面接官は、志望動機を訊けば、どのくらい企業研究をしてきたか判断できます。志望している企業であれば、十分に企業研究を行い、企業に自分の情熱を伝えるべきです。

最近では、スカウトメールなど企業から『口説かられる』選考も多くなってきましたが、どのような選考プロセスでも面接時には、企業研究をしっかりとすることをお勧めします。

「なぜ、当社を志望しているのか?」
面接官のこのシンプルな質問に、『明確』で『納得感』のある回答を準備しましょう。『納得感』とは、「それを希望しているなら、当社だね」と面接官に感じてもらうことです。
自己理解をする3つの方法
自己理解のメリット 1.人生を振返り、メンタル構造を理解することでで、自己肯定感や自信が持てる。 2.自分の特徴や性格、能力を再認識したり、新たに気づくことができる。 3.自分の強みや特徴を活かし、目的や目標に対して、成果がだせる。 4.他者受容、他者尊重の気持ちが芽生え、人間関係が良くなる。

企業研究のポイント

業界研究

まずは、志望する企業の業界全体を理解しましょう。
①業界の歴史
②業界の規模(業界全体の売上規模など)
③業界トップ企業の特徴(なぜ、業界トップなのか?従業員規模は?販売方法は?)
④業界全体の課題や将来の展望

志望企業が、業界トップ出ない場合は、必ず業界トップ企業の確認しておきましょう。業界トップ企業は、その業界の代表で、業界全体の概要を掴みやすくなります。業界トップ企業の特徴や課題を理解しておくことで、のちに志望企業との比較検討がやりやすくなります。

企業概要

次に志望企業の企業概要を理解しましょう。

会社の歴史

創業者がどのような想いで創業したのか。
その後、どのような商品やサービスを社会に提供してきたのか。
企業の存在意義を理解することができます。
面接で質問されることはあまりないですが、よりマッチした企業を見つけるためにも必ずチェックしましょう。

ミッションやビジョン、経営者のメッセージ

企業には、ミッションやビジョン、経営者のメッセージをホームページに掲載している企業が多いです。

ミッション:企業の存在意義を示したもの
ビション :会社が目指す目標、未来への道標
バリュー :社員に期待する価値観や行動
*企業によっては、経営理念や企業理念、パーパスなどで掲載しています。

商品やサービス、人事制度などを研究する前に、志望する企業がどのような企業を目指しているのか、どんな価値観を大切にしているのか、チェックしましょう。

経営戦略や人事制度は、ミッションやビジョン、バリューに基づいて策定されています。ミッションやビジョンに則った経営戦略や人事制度になっているか確認してみましょう。

売上や支店数、従業員数などの基本的データを調べる

基本的なデータを調べましょう。
●売上
●利益(営業利益)
●支店数
●従業員数

上場企業であれば、決算資料がホームページに掲載されています。
従業員1人当の売上(売上÷従業員数)、従業員1人当の利益(利益÷従業員数)など、他社との比較することで、生産性の違いなど分析することができます。

強みや特徴

ホームページや会社説明会に参加することで情報収集ができます。
特に上場企業では、株主向けに「決算説明会資料」を作成し、ホームページに掲載しています。

<参考>*ニトリ社ホームページより
ニトリ社決算説明会資料

上記の説明会資料を見て頂くと分かるように、1人あたりの生産性や1人あたりの売り場面積が向上しています。その要因は通販の拡大であったり、特徴的な商品が提供できていること、今後はDX化、海外展開を目指していることをが伺えます。

同業他社と比較することで、志望企業の強みや特徴がより鮮明になります。

採用情報を確認する

基本的な人事関連の情報や選考プロセスを確認しましょう。
●給与
●休暇や福利厚生
●昇給や昇格
入社後、とても大切です。ただし、現在の制度が、永久に続く制度でもないことを理解してください。時代背景、経営環境によって変化します。
大切なのは、ミションやビジョンを反映した人事制度になっているかどうかです。一貫性のある企業かどうか判断しましょう。

●選考プロセス
選考プロセスにも、企業の価値観や考え方が反映されます。

 

福利厚生を重要視する学生が増えています。その価値観を否定はしません。しかし、私の経験上、外部環境で廃止になったり、新しい制度が導入されます。また、ベンチャー系の企業は、大手企業に比較すると不十分な印象を受けてしまいます。
大切なのは、志望する企業が社員に対してどんな価値観を持っているかどうかをチェックすることです。

他社との差別化、強みを知る

どうようの研究を同業他社で行ってみましょう。
志望する企業の
●強み
●他社と、「何」で差別化を図っているのか
●ミッション、バリューから、どんな価値観を大切にしているのか
改めて、研究することで、志望する企業への志望理由が明確になっていきます。

自分とのマッチ度を知る

一番大切です。

企業研究をする一番の理由は、自分とマッチしているかどうかを知ることです。

マッチしている企業とは。
第一に、自分の強みや特徴を活かすことができる(できそう)企業、
第二に、価値観が合う企業です。
そして、企業研究をして、自分がその企業に興味や関心、「入社したい!」といった想いが沸き上がってきたかどうかです。

 

あくまでも私見ですが、
私は、自分の力が発揮できるか、どうか。それが自分にマッチしている企業だと思います。どんなに社風や制度が充実していても、自分の能力やスキルが発揮できない企業を選ぶことはやめたほうがいいです。まずは自己理解、自己分析をして、自分の特徴を理解しましょう。

役立つ企業研究ツール

企業のホームページ

まずは、志望する企業のホームページを確認しましょう。
特に決算情報やIR情報を確認すると業績や企業の特徴をよく理解することができます。

業界地図や四季報

なかなか志望する企業が絞れない場合は、業界地図や四季報を購入して、どのような業界があるか調べることをお勧めします。また志望企業が決まったあとの、他社企業との差別化などより理解を深めることに利用できます。

 

先輩(OB・OG訪問)や会社説明会に参加する(社員と会う)

社員と会うことで、リアルな情報収集をすることできます。
●先輩と会う
大学の先輩や知り合いがいれば、企業の人事部または大学、またはOB・OG訪問のマッチングアプリ
Matcherビズリーチ・キャンパス)
等を利用して、情報収集することをお勧めします。

●会社説明会に参加する
もっともスタンダードな情報収集できすが、志望する企業の社員や人事とお会いできる貴重な機会です。企業情報はもちろん、社員の人柄を感じ取ることを出来ます。

会社説明会で、よく「御社の雰囲気を教えて下さい」と質問されます。
回答が難しい質問です。雰囲気は、人それぞれが感じることです。仮に「当社は●●的な雰囲気です」と回答されても、それはあくまでもその社員が感じている雰囲気です。あなたが、会社説明会や面接官に感じた雰囲気を信じたほうがよいと思います。

日経新聞をチェックする(上場企業を志望する場合)

日経新聞や日経新聞のWEB版には、様々な企業情報が毎日掲載されています。
志望する企業が明確になったら、定期的にチェックすると最新版の情報が知ることが出来ます。
また企業は、重要情報を常にタイムリーに広報することが義務付けられています。そのような情報も見過ごすことなく、チェックすることができます。

内定をとる

運命の企業を見つけることは至難です。数回転職している私が感じる、正直な気持ちです。
だからといって、企業研究を疎かにすることは、自分のチャンスを閉じてしまうことになります。

選択肢は常に複数あったほうがいい

これしか、選択肢がない…というより、
『自分が、この選択肢を選んだ』方が、自己肯定感も自信もつきます。

まずは、自分の人生に様々な選択肢を作るためにも、内定をとることを目標にしっかりと企業研究を行ったほうがいいと思います。

企業研究の目的は、
自分の能力やスキルを発揮できる企業を見つけること
企業研究の目標は、
内定を複数社とることです。
自己紹介
簡単な経歴です 大学の時は、体育会系。キャプテンとして日本一を経験しました。 大学の経験から、『人と組織』に興味をもち、 人材ビジネスで営業、キャリアコンサルタントを経験しました。その後、15年間は、ベンチャー系金融、大手部品メーカー子会社会社、外資小売店立上げ、IT系企業で人事や役員を経験し、多くの経営者や転職者、学生、メンタル不調の方を接してきました。

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